世界に報いるニートの叫び

失うものを持たない僕の遠吠えを聞け

【第222回TOEIC】当然のように満点取れなかった。

 

まあ正直知ってたけど、もっと勉強してればいけたんじゃねえかって点数なのが割と悔しい。

7月のTOEICの結果が郵送されてきたので、久々にブログを書く。

 

自分の限界を知る

前に調子こいて↓こんな記事を書いた。

TOEIC満点取ることを決意 - 世界に報いるニートの叫び

まあ案の定、堕落しきった生活を送るニートが突然、全力で勉強するなんてことができるはずもなかった。

それでも、約40日間1日平均2時間くらい勉強してはいた。意識低い受験生くらいの勉強量はある。

当然、試験が終わった瞬間から再び堕落しきった生活に戻ったが、このTOEIC勉強期間を通してとても大きなことを学んだのも事実だ。

 

それは、もちろん英語ではない。

 

それは、自分の能力の限界だ。

 

心のどこかで、本気出せば毎日6時間とか勉強してTOEIC満点なんて余裕で取れるぜ、と思っていたところがあった。しかし、現実には勉強時間は1日平均2時間にとどまり、満点を取ることはできなかった。

 

果たして本当に僕は本気を出していなかったのだろうか?

そう考えるうちに、6時間を目標にしても実際は2時間しか勉強できないというのが僕の本気なのではないか、と思うようになった。

ちゃんと勉強しておけばって思うけど、これがちゃんと勉強した結果なんだろう。

 

僕はこれまで自分の能力をかなり過大評価していて、実際の能力は自己評価の3分の1だったのかもしれない。

実際そう考えると腑に落ちることが少なくない。確かに僕はこれまで、常に目標の3分の1程度しか達成できない人生を送ってきた気もする。「フルマラソンとか走るだけじゃん余裕っしょ」と思いながら、試しに皇居を走ってみたら2周で膝痛くなったし。くそこれじゃ3分の1以下か。

ひとまず今後はできそうだと感じたことの3~4分の1を目安に現実的な目標を立てることで身の丈に合った人生に軌道修正していきたい。

 

点数の報告

前にあんな記事を書いてしまったし、一応点数の報告をしておく。

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リスニング495点、リーディング475点の合計970点。

2年近く前に受けたとき890点だったので、リハビリも含めると勉強時間あたりの点数で、「1点/1時間」以上は伸びてることになる。

よくこんなガバガバ試験がここまでメジャーになれたなとつくづく思う。何か不自然な力が働いたとしか思えない。

  

ABILITIES MEASURED(通称アビメ?)とかいうやつはこんな感じ。

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よく見方がわからんけど、リスニングは3,4問ミスくらいなのかな? 正直ろくに聞き取れてない。

 

生きた英語を測る試験でリスニング満点なのに、映画や日常会話で使われる英語は全く聞き取れないので、いま世界に蔓延っているのは「死んだ英語」だということがわかる。

死にゆく英語の息を吹き返すため、引き続きトーイックには生命力溢れる問題作りに努めていただきたい。

 

話を戻してリーディング。語彙の間違いが多いって一目でわかる。知ってたけど。ここさえ潰せば満点取れそう。

 

次はあるか

次回トーイックを受験することはあるだろうか。

今回の受験で満点とるつもりだったし、試験の時に会場でとても不快な思いをしたこともあって、こんなクソ試験二度と受けるかと思ってた。

 

でも、970とかいう絶妙な点数を取ってしまったせいで悩ましい。満点とって何か意味があるとも思えないけど、こんな僕でもわずかに持っている「意地」みたいな何かが刺激されるのも事実。

 

気が向いたらまた受けるかもしれない。受験料高いし、まだ先になると思うけど。

 

てか記憶にある限りでこれが5回目の受験なんだけど、それだけトーイック運営にお金を落としてると考えると震えてくるわ。公式問題集なんて意地でも買いたくない。

もう一個てか、あれだけ高額な受験料払った奴らが大教室にぎゅうぎゅうに詰め込まれてるのに、1人分の受験料にも満たない額で買えそうなポンコツラジカセ1つでリスニングさせられるってやっぱおかしいよな。

 

トーイック満点取りたかったもう一つの理由

前の記事では別の理由を書いたけど、満点取りたかった理由はもう一つある。

それは、TOEICの点数ごときで威張り散らしてる連中をボロクソ言ってやりたかったということ。

 

さすがに900点ごときで威張ってる奴が小物だってのは誰でもわかるけど、990点持ってる奴を自分が取ってもないのに批判するのは難しい気がしてね。いや、何千点取ろうが小物なのは間違いないんだけどさ。

 

でももう我慢できないからいずれ満点とるってことで許してもらうとして言うけど、

TOEICの点数を誇る奴なんて例外なく小物だから。

 

TOEIC講師とかでも威張ってる人結構いるけど、何も凄くない。儲かるんだろうけど、結構ひどい参考書多くない?

今回色々参考書見てみて思ったけど同じような人ばっかが出してんのな。あんな薄っぺらい内容だと大手の予備校とかが本格的に参入してきたらやばいでしょ。人に教えるってそんな簡単なことじゃないと思うんだけどな。

 

てか英語を仕事にしようってなった時、TOEIC講師なんて一番志低い仕事じゃね? いや、これはさすがに無職の僕が言えることではなかったか。撤回します。笑

 

でもこれは撤回しない。断言できる。

TOEICの点数を誇る奴は漏れなく全員小物 。

これは普遍的な宇宙の真理だ。

 

それともあれかな。

僕も満点取った途端に、「そういえばTOEICって生きた英語力を測る素晴らしい試験だったなー」とか思うようになっちゃうのかな?

 

おすすめ模試参考書

参考書はいくつか使ったけど、そんなかで何も考えずにお勧めできるのがこれ。この二冊で新形式の模試7セット分になる。

TOEICは、英語力よりもTOEIC力で勝負した方が圧倒的に効率がいいので、問題を量こなすのは大きいと思う。

①余計な解説なし

②音声はCDではなくアプリでのDL

③圧倒的コスパ

④やや高めの難易度

と、個人的に好きな要素しかない模試参考書。

 

もっと細かく説明すると、

①解説なしとはいっても本文やスクリプトの解答根拠になる部分には下線が引いてあるので十分だし、なによりコンパクト。

②アプリだとスマホだけで済むし、音声の再生スピードをいじれるのも地味に嬉しい。

③1問当たりの値段ではおそらくこれが最安。公式のバカ高い模試はくだらなくてやってられない。7セットもあると、今回はリスニングで設問の先読み無しで挑戦しようとか、今回はリーディングの解き方を変えてみようとか、今回はマークミスや時間のロスを防ぐために新しい塗り方を試そう、とかTOEICで最も大事なテクニカルな部分を含め色々試行錯誤できる。

④難易度については、特にパート1、2、5といった、単に知ってさえいれば点が取れるパートの難易度が高くなっていて勉強になる。ここはいくら雑魚問解いても点数は伸びないからありがたい。またパート7はやや分量多めで負荷がかかるので、解答ペースをつくる練習になる。

 

ほかにも有用だった参考書はいくつかあるけど、とりあえずこれは大半の人に勧められる参考書だと思うので書いておいた。

プライド捨てて「TOEIC970点の僕が選ぶ! お勧め参考書990選!」とか書いてもいいんだけどね。少なくともそこら辺のカス記事よりはましなこと書けると思うし。

ただ、初めてこのブログに来た人にそういう魂売った奴だとは思われたくないんだよなあ。

別にこのブログをそんな大事にしてるわけではないし、何なら相当雑に扱ってるのに、そう思う不思議。

 

トーイックは悪か

いや別に大層な話をする気はないんだけど、結構色々言ったからフォローが必要かと思った。

資格試験としてのトーイックの認知度ってのは凄まじいものがあるから、点数が高いってのはやっぱそれだけで意味があることだとは思う。それ自体は何も凄くないけど、凄いと思い込んでる人がいる以上意味はあるってことね。

 

例えば、就活。

有名企業狙ってるけどES段階の学歴フィルターで弾かれてしまいそうなレベルの大学の就活生とかは、新歓で頑張ってサークルに50人入れましたみたいな話でっちあげるのもいいけど、TOEIC頑張ってみたらフィルターに食い込めるかもしれないよね。

あんま無責任なこと言えないけど、大学の偏差値と就職先って必要以上にリンクしてるし、普通は皆同じレベルの大学とか同じ大学同志で争うんだから、そうじゃなくても数字は説得材料になりそうだとは思う。どうせ企業の人も大して見えちゃいないんだから、いい先入観は持たせるにこしたことないでしょ。

他にアピールするものがあるならTOEICごときに時間使う必要はないと思うけど。

 

あと、実用英語とかの視点は全く抜きで、たまにジジババが完全な趣味としてTOEIC受けてるの見るとほっこりするよね。ある程度年取ってから新しいことに挑戦するって物凄く難しいことだと思うし、そこまでのストーリーを想像すると何か感動する。

なにより、わざわざあの「ビジネス用?」のクソつまらない文章や音声で英語を一生懸命勉強していることに健気さすら感じる。いや、これはマジで煽ってるわけではない。

トーイックはやった分だけ点上がるし、勉強してから年月立ってるお年寄りの自己実現には打ってつけなのかもね。

親子2代3代で英語の勉強とかしてたらアツくない?

 

 

おわり