【濃いヒゲとの向き合い方を考える】 カミソリ、電動シェーバー、医療脱毛、家庭脱毛器の何を選ぶ?
男のヒゲの悩みに答える記事!
濃い髭はキレイに剃るのが難しいし、丁寧に剃っても「青ひげ」や「髭剃り負け」に陥りがち…
悩ましいヒゲとの向き合い方、その全部をまとめて考察!
今回は多くの男性が頭を悩ます「ひげ」の問題。
思春期からずっと悩んでる人も多いんじゃないですかね?
髭剃りの仕方一つとっても、誰が教えてくれるわけでもないし。
いつ剃り始めるか、みたいなのも人それぞれだしね。
僕は、小学校高学年のとき、旅行先のホテルに置いてある安っちいカミソリを持って帰ってきて、それで鼻の下に生えてる産毛を剃ってみたのが初体験だった。
「あれ、意外と生えてんのな」みたいな。
そっからはもう、ちょっとでも生えてたら気になっちゃって、中学生の時点で毎日剃ってた記憶。
周りには絶対言ってなかったけどね。ヒゲ剃るのは週一とかいう嘘すら吐いてたし笑
他人からすれば神経質すぎるのかもしれないけど、やっぱり髪と同じで顔回りの問題だし、コンプレックスにはなりやすいヒゲ。
それに、周りから自分が違ってないかに異常なほど敏感なのに、皆が時間差をつけて大人になってくあの年頃には、特に悩みの種だよね。
まあ僕ほど悩んでる男性はあまりいないかもしれないけど、大半の人が、多かれ少なかれ悩みを抱えているのでは。
今回は、そんなヒゲの悩みへの解決策について、僕の知る限りを詰め込んだ記事を書いてみた。
※なんか本格的に美容とかファッションブログみたくなってきたが、僕としては全くそんなつもりはない。
ただ、これまで自分なりに考え、試行錯誤してきたものが美容だったり、ファッションだったりが多いことに加え、多くの方の関心に沿う分野でもあるようなので。
それに胡散臭い言説がネットに溢れてる領域だってことも大きい。
結局挨拶もなく書き始めてしまったけれど、このブログには「世界に抗う」というコンセプトがある。
コンプレックスや孤独感、社会への問題意識などを少しでも肯定できるような、固定観念を破るような、そんな助けとなる情報を発信することがテーマだったりする。
まあ、これはいずれちゃんと書く予定ではあるが、読んでいる方にとってはどうでもいいところなので後回し。
ヒゲ剃りの選び方 カミソリか電動かという選択
ひげを剃るにあたって、考えられる道具としてはカミソリと電動シェーバーの二つがメジャー。
どちらも一長一短である以上、どちらがより自分に適しているかを考える際には、それぞれの特性や、メリット・デメリットについて知っておくことが重要になる。
カミソリ
おそらく髭剃りデビューは多くの人がこれだったんじゃないかな。
カミソリを選ぶ際、濃いヒゲや肌の弱さに悩む男性であれば、4枚あるいは5枚刃の多枚刃カミソリをお勧めする。(最近は5枚刃が主流かな)
その理由としては、一枚当たりの刃にかかる負荷の少なさが挙げられる。
ひげを剃る際、一度で剃りきることは難しいので、角度を調整しながら何度か同じ部分にカミソリを当てることになる。
これは電動シェーバーでも同じことが言える。
その際一枚当たりの刃にかかる力が分散する多枚刃カミソリの方が、肌へのダメージを軽減することができる。
また、カミソリは消耗品だから、刃にかかる負荷を分散してやることで、それらの消耗を遅らせる効果が期待できる。
以下では、多枚刃カミソリのメリット・デメリットについて考察していく。
カミソリのメリット
①深剃り能力の高さ
肌に直接、刃を当てるので深剃り効果を期待できる。
②手の出しやすい価格
電動シェーバーと比較すれば手に取りやすい価格だし、替刃が必要になってもドラッグストアなどで手軽に手に入る点もプラス。
カミソリのデメリット
①肌へのダメージ(とそれに対処する面倒さ)
肌に直接刃を当てる分、深剃りはできますが、肌へのダメージは避けられない。
肌を守るためには、事前に髭を湿らせたり、ローション等で柔らかくすることで剃りやすい状態にしてあげる必要がある。
②寿命の短さ
消耗品ということを意識して使う必要がある。
古い刃を使用すれば肌を過度に傷つける危険がある。剃り味が悪かったり、髭剃り後にヒリヒリを感じる人は今すぐ刃の交換をお勧めする。
一般的には1ヶ月が交換の目安と言われている。長くとも1ヶ月半使用すれば限界。
僕は剃った後ヒリヒリしたり、赤くなることは絶対避けたいので、1か月使ったカミソリは絶対に使わないようにしている。
③意外なランニングコストの高さ
上記のように、カミソリの替刃はこまめに交換する必要がある。そして、意外に高くつくのが替刃。
ここで、値段×交換回数/年、とか計算したり、これから〇〇年ひげを剃り続けると××円かかります。とかやると胡散臭くなるのでやらないが、やはり高くつく。
安価な電動シェーバーなら十分買えてしまう。
カミソリの選び方
多枚刃カミソリを選ぶのであれば、シックとジレットの二択になると言っていい。
両方使ったことのある僕からすると、正直なところ使用感や耐久性には違いを感じなかった。
両者、ジェルボックスだとかスムーサーだとかの滑りを良くする仕掛けや、可動式のヘッドなど様々な工夫を凝らしているが、あまり気にしなくていいだろう。
電池で振動させるやつも使ったことあるが、大した効果を感じなかった。どうせ電池が切れても交換せずに使うことになる。
こういうのって一度買うと新しいものに乗り換えない人が多いから、新たな価値を加えようとして色々やるんだけど、ケータイのガラパゴス化と重なるね。
(結果、HPの商品一覧が滅茶苦茶なことになる、という状況が両者ともに起きている。まともに商品選ばせる気あんのかよっていう笑)
変な機能よりも、後述する剃り方や手入れの方がはるかに重要。
結論、シックなら「ハイドロ5」。
ジレットなら「フュージョン5+1」でいいだろう。
性能面での違いはそこまで感じない以上、重要になるのは価格面の差異。
ランニングコストの高いカミソリの場合、ここは大事なところ。
上で挙げた商品の値段だけ見るとジレットの方が安いが、長期的なコストを考えると、シックの方が安く抑えられそう。
その理由としては、ジレットには「ピンポイントトリマー」というひげのデザイン用の余計な1枚刃がプラスしてあるためか、替刃が比較的高価なことがある。
また、交換時期を知らせるというスムーサーは1週間くらいでなくなるので特に役に立たない(こういうところを拘ってくれよ笑)
シックも迷走しているのは同じだが、ハイドロ5に関してはベーシックで替刃の価格も抑え目な点は評価できる。
ジレット派がこの値段観たら怒り狂うんじゃないか笑
カミソリの実力を引き出すポイント
①事前にヒゲを柔らかくする準備
何も下準備していないヒゲは非常に硬く、剃りにくいもの。
よく、ひげの硬さについて、同じくらい太さの銅線と同程度の硬さと言ったりする。
当然僕は比べたこともないからその真偽はわかりかねるが、硬さについては納得するところ。
そのままカミソリを当てても剃りにくく、また刃の劣化も招いてしまう。
そこで、まず洗顔した後に、シェービングフォームやジェルを伸ばして柔らかくする。
これにはカミソリの滑りをよくする効果もある。
可能であれば、つけたまま少し時間を置くとひげを剃りやすくする効果が高い。
泡タイプの洗顔フォームでも可能ではあるけど、つけ置くこともできないし、一度のストロークで効果が無くなってしまうから、専用のものを用意した方がいい。
シェービングフォームの選び方だが、泡タイプよりも、ジェルタイプの方がオススメ。
泡はひげが見えにくくなるし、つけ置きが難しい。
また、ひげが濃い場合、複数回カミソリを当てることになるが、その際もジェルタイプの方が、手に余ったものをもう一度肌につけ直す操作がしやすい。
(右手でカミソリを使うなら、左手でジェルをとって伸ばしながら使うよね)
おすすめは、シックが出している多枚刃用のジェル。
ジェルの中でも多枚刃用のものは各社、ヌルヌル感を強化しているよう。
シックは、特に粘りが強いうえ、余計な涼感成分が入っていないのがいい。
(カミソリ負けが怖いのに、スース―感求めてる奴とかいないでしょ。いやいるのか?)
内容量が少なく、少々割高感があるのが残念だが、一回の使用量は微々たるものなので意外に長持ちする。
ヒゲを柔らかくする方法については、蒸しタオルも効果的。
濡らしたタオルを絞って、1分弱くらいレンジにかければ簡単に蒸しタオルになる。
それを、特に剃りにくい鼻下やあごのヒゲにあてて蒸らしてあげるとより効果が高い。
究極的には出かける前シャワーを浴びてそのときヒゲを剃るのが一番ではある。
まあ、大事な用の前にはシャワー浴びるだろうけど、いつもそういうわけにはいかないから蒸しタオルってこと。
②こまめなすすぎ
多枚刃に限らず、カミソリの刃の間には剃りカスが詰まる。それを放置すれば剃り味の低下を招いてしまう。
使った後に毎回しっかりすすぐのは当然。
理想を言えば、数回のストロークごとにすすぐようにしたいところ。
ただ蛇口の水に当てるだけでなく、容器などに水を張りその中で振るようにしてすすぐのが効果的。
③ヒゲを根元から剃る工夫
ヒゲを深く剃るためには、ひげの生えている向きと反対に向かって逆剃りする人が多いと思う。
(マニュアル通りなら、最初は順剃りで、気になる部分だけ後から逆剃りなんだけど、当然全部気になるからね。)
逆剃りするときに、ひげの根元がある方を引っ張り上げながら剃るようにしてあげると、より根元から剃ることができる。
④手入れ
カミソリの剃り味を低下させるのは、摩耗や、目詰まりだけではない。
実は、皮脂も大きな原因の一つ。
その皮脂をこまめにふき取ってあげることも、カミソリ負けしないためのコツ。
よく言われるのがジーンズの切れ端を使う方法。
裾上げで余ったジーンズの切れ端の裏地に、普段ヒゲを剃る方向とは反対にカミソリを滑らせる。(モップ掛けするような感じ)
何もしていなかったカミソリにこれをするだけで結構剃り味は変わってくる。
ただ、これはカミソリを研いでいるというより、磨いているという感じなので、延命させるというよりは、全盛期に近い期間を少しだけ伸ばすというニュアンスが近いかも。
やはり古くなったらおとなしく交換するのが一番。
電動シェーバー
髭剃り歴の長い男性であれば、こちらを使っている人も多いのでは。
使用する際の手軽さでは、カミソリを圧倒している。
競争が激しいためか、高価な物を買えばそれだけ良いものが手に入るというわかりやすさもある。
ただ、深剃りしたい人や肌の弱い人にとっては、「買って持っとけばOK」とはいかないのが現実。
電動シェーバーのメリット
①準備の少ないお手軽さ
事前に濡らしたりしなくとも剃ることができ、朝出かける前の忙しい時間には比較的便利。
②比較的楽なメンテナンス
内刃を洗浄する必要があるが、最近のものは比較的簡単。
石鹸を泡立てて水で流せばOKというものが多いし、専用の洗浄機だけで済んでしまうものもあるようだ。
③気になる部分を後剃りできる
個人的に最も大きいと思うのがこれ。後で剃り残しに気付いたり、出先でも簡単に剃り直せるところは便利。
電動シェーバーのデメリット
①圧倒的な初期投資の高さ
ヒゲの濃さや、肌の弱さに悩んでいるのなら、それなりに高価な商品を購入することになる。
残念なことにシェーバーも、電化製品の法則の例に漏れず、高価な商品ほど性能が高い傾向にある。
一度購入してしまえば、しばらくは刃の交換も不要だが、消耗品であることには変わりない。
②深剃り能力の限界
やはり、肌に直接刃を当てるカミソリと比較すると深く剃ることは難しくなる。
深剃りを大げさに謳う商品も多いが、やはりカミソリほどではない。
③意外にもある面倒さ
上で書いた刃の交換もそうだし、充電や洗浄などの手入れが必要。
また、何も準備しなくて良いと思いきや、そのまま剃るのは肌によくない。
ひげが濃い人は、 最低でもお湯や蒸しタオルでヒゲを柔らかくすることが必須だと思った方が良い。
最近ではウェット剃りや、お風呂シェーバーも多くみかける。
電動シェーバー向けのジェルも発売されている。
今の剃り味に納得していない方で、ウェット対応の製品を使っているのであれば、これを取り入れてみるのも手。
電動シェーバーの選び方
ここは正直僕の専門外。
実際に使ったことのあるものと、電気屋さんで試したり店員さんから聞いた内容から書いていく。
いちおうお勧めの商品を紹介するが、ここで即決するのではなく、深く検討するようにして欲しい。
深剃り性能の高さなら、パナソニックのラムダッシュ。5枚刃のものが良い。
僕はラムダッシュの旧バージョンを使っている。
肌への優しさを考えるならフィリップス。
フィリップスのこの変な形のものは見かけるたびに気になってはいたんだけれど、実際使ってみると、肌に吸い付くような感覚はちょっと衝撃だった。
電気屋さんいわく、フィリップス9000シリーズは、特に肌への負担が少ないのだそう。
肌の弱い方にはおすすめ。
ただ、剃り残した部分を集中的に深剃りという使い方はしにくいので、こちらは見送った。
僕は神経質なので、お風呂でカミソリを使ってヒゲを大方剃ってしまい、その後化粧水をつけてから、気になる部分にはラムダッシュで残党を滅ぼしている。
その使い方を考えると、このフィリップスはポイントで使うには使い勝手が悪かった。
髭剃りを電動シェーバーだけで済ませるつもりならば、何度も同じところを剃っても比較的ダメージの少ないフィリップスがいいのではないだろうか。
しかし、繰り返しにはなるが、電動シェーバーに関しては僕の知識も限られているので、高額な買物となる以上、自身でのリサーチや試用をお勧めする。
「青ひげ」の悩ましさ
ここまで、カミソリと、電動シェーバーと、髭剃りについて解説してきた。
上でも書いたが僕は、大事な用があるときは、お風呂でカミソリ→その後電動シェーバーというコンボでヒゲと戦っている。
だが、そうはいってもひげは時間が経てば生えてくるし、どれだけ深剃りしても肌の下にひげがある以上、剃り跡は青々としてしまう。
そう、この「青髭」が本当に悩ましい。
この「青ひげ」は、毛穴の奥、肌の内部に残ったヒゲが透けて見えることで起きるのだが、剃るという行為が肌の表面で完結してしまう以上避けられない現象ではある。
ヒゲを抜いて、その想像を超える長さに驚いたことのある方ならわかると思うが、ヒゲは意外にも肌の内部奥深くから生えている。
僕はかなり肌が白い方で、余計に剃り跡が目立つ。
肌のキレイさを褒められた後でヒゲの濃さやカミソリ負けを指摘される一連の流れを何度か経験して、他人と肌の話するのに嫌気が差したわ笑
結局この青髭は、ひげが肌の中に埋まっている以上、髭剃りでは絶対に解決できない問題だということを痛感する。
BBクリームを厚塗りすれば目立たなくはできるが、やっぱり化粧っ気が出るというか、早い話がオネエっぽくなるからね。
結局、この青髭と一生付き合う気になれないなら、「脱毛」を考えることになる。
ひげ脱毛を考える
かなり広告では見かけるようになってきたこともあり、世間の抵抗感も薄れてきたとはいえ、嫌悪感を抱く人も少なくないはず。
女性のムダ毛脱毛の場合は、お金があるなら迷ったらやっとけと言っていい気がする。(場所選びはまた大事だけれど)
男性は、抵抗を感じるくらいならやらなくていいと思う。
真剣にひげで悩んでいて、濃いヒゲを何とかしたい、このヒゲさえなくなれば心が軽くなるんだ、という男性だけがやればいい。
料金も以前ほど高くはないとはいえ、決して安くはないし、時間的コストもかかる、それに気遣うべきことも多い。
男性の脱毛というと、周囲に話したとき(バレたときも含め)眉をひそめられることもあるかもしれない。
どれだけ深刻に悩んでいようと、それは同じことだけど、本当に必要だと感じて決断したのなら自分の気の持ちようで乗り越えられるから。
そして、この分野に関しては、ステマっぽいサイトを本当に多く見るので、慎重に考えることを推奨する。
「普段の髭剃りが面倒臭い!」とか、「毎月〇〇円の髭剃り代×〇〇年がタダに!」とか、バカじゃねえのっていう。
エステ脱毛(サロン脱毛)か医療脱毛か
脱毛とは何か
脱毛というと、完全にツルツルになってしまうというイメージを抱くかもしれない。
だが、ひげを全て脱毛しきるには相当な回数の施術が必要だ。
これをどう捉えるかは人それぞれだが、僕は肯定的に捉えている。
なぜなら、男性の場合、ヒゲを完全に無くしてしまうこともまたリスクがあると考えるからだ。
多くの男性にとって、ヒゲが全く生えない状態はどうにも不自然な印象を与える。
ひげ脱毛では、ヒゲを完全に無くすのではなく、密度を減らしてあげる、という気持ちで臨むといい。
密度を減らしてあげるだけで、剃った後も肌の内部に残ったヒゲが透けている状態である「青ひげ」は解消することができる。
そして、どの程度の残し具合にするのか様子を見ながら脱毛していけばいい。
どこで脱毛するか
オススメクリニック①
オススメクリニック②
医療脱毛のデメリット
家庭用脱毛器という選択
あまりメジャーではないが、女の子だと結構使ってる子いるっぽい。
僕も彼女から貸りて、もみあげや頬など医療脱毛のコースの範囲外の部分に使っている。
当然、医療レーザー脱毛ほど出力は強くないが、「泥棒ひげ」になりにくいこと、ほぼ無制限にできること、そして、ものによっては全身に使えることが強み。
そして、医療脱毛の3部位無制限コースとほぼ同じくらいの価格で購入することができる。
まず、「泥棒ひげ」に関して。
医療脱毛の「黒ひげ」「泥棒ひげ」は、その強い出力ゆえに全てのひげが焼け焦げてしまうことで発生する問題。
脱毛器のパワーであれば、せいぜい何割かにしか効果を与えられないので、深刻な「どろぼうひげ」の事態を回避することができる。
もちろん、焼け焦げた毛はよく見れば区別できるが、全体の印象を左右する程ではない。
この点も、青ひげ同様、焼け焦げたヒゲの密度が重要なだと考えられる。
あと、レーザーを用いる医療脱毛よりも抜け落ちるまでの期間が明らかに短い気がする。
ひげが今以上に目立つことは避けたい、というのはヒゲ脱毛を行う全ての男性の共通認識である以上、深刻な泥棒ひげを回避できるアドバンテージは大きい。
ただその分、効果にもどかしさを感じる場合もあるかもしれないので、そこは好みではある。
なので、あまりにひげが濃い方は効果を感じにくいかもしれないので、その自覚がある場合は医療脱毛の方が良さそうではある。
よっぽどヒゲが濃いのであれば、泥棒ひげも普段の青ひげとそこまで違いを感じずにすむかもしれない。
そして、ほぼ無制限に使える点。
もちろん無限に使えるわけではないんだけれど、僕の使っているものについては、ほとんど気にしなくて大丈夫そう。
さらに、全身に使える点。
ヒゲの濃さに悩む人は、同時に体の毛深さに悩んでいる人も多いのではないかと推測する。
僕は試し打ちで手の甲に使ってみたが、ほとんどつるつるになって驚いた。
お腹回りや胸などに生えていた産毛に試してみても効果が高かった。
産毛に近い毛や、細い毛には効果が高い模様。
調子に乗ってすね毛に使ってみたら、ほとんど毛が無くなってしまって焦った。
また、僕が使っている脱毛器は、「VIO」、いわゆるアンダーヘアにも効果的。
出力を上げれば、かなり頑固な毛にも効果があるということがわかる。
僕が使っているのはこれ、ケノン。
実はこのケノン、調べてもステマっぽいサイトばかりで割と不安になる。
それどころか公式のサイトでさえちょっと雰囲気怪しいっていう笑
でも効果は確か。
流石に他の脱毛器と比較することはしていないし、たとえしたとしていても胡散臭い気がするので、個人的な経験についてだけ書く。
僕の場合、出力最大で、2週間に1回の照射を5回ほど行った結果、もみあげや頬のヒゲをほとんど滅ぼすことに成功した。
まだ少し気になる部分があるので継続しているが、以前ほどこまめにはやっておらず、適当に気付いたときに使うという感じ。
そして最後に、医療脱毛と家庭用脱毛器のどちらを選ぶか、という話。
ひげがかなり濃い方で、手加減している場合ではないというのであれば、医療脱毛を勧める。
でもそうでないなら、こちら、家庭脱毛器を考えてみてもいいかもしれない。
特に、全身どこでも使えるという点は非常に便利さを感じる。
また、会社勤めをしている人などで、深刻な「泥棒ひげ」の状態になることを避けたい場合にも、こちらの方がリスクは小さいだろう。
彼女がいて、まだ脱毛していないなら、割り勘で買って共用にしてもいいかもね。
あとがき
男のヒゲって世間的にかなり難しいポジションだと思う。
似合う人が限られているし、むしろデザインしたヒゲだろうが剃り残しだろうが「清潔感」がないとみなされやすい。
それなのに、神経質にヒゲを剃る姿はどこか格好悪いイメージがあるし、ましてやヒゲ脱毛なんてどこか気持ち悪い印象がある。
そういう、「男のくせに〇〇」とか「ありのままが一番」みたいな過度のナチュラル志向やポテンシャル主義が僕は本当に嫌い。
そんな両側からの圧力はコンプレックスを余計に加速させて、人生のそれ以外の領域にも影を落とすことになる。
コンプレックスを気にせず、自己肯定感を持って生きている方が遥かに魅力的な人間になれるんだろうけど、一度悩んじゃったものは仕方ない。
どうにか向き合って、気にならなくなる方法を考える必要がある。
ヒゲに関しては、毎日の髭剃りの工夫や、脱毛と、検討できるアプローチは揃っている。
周囲にその苦闘っぷりを伝える必要はない。
ヒゲとどう向き合うか、今考えうる選択肢の中で、自分が納得できるものを選び取ればいい。
男性美容には、固定観念のダブルバインドが未だ色濃く残っている。
そして、そういったものは他の分野でも、気付かないだけで世の中には溢れているのかもしれない。
僕も固定観念から完全に脱することはできないけれど、他人の悩みや閉塞感に対して敏感で、理解のある人間でありたいと思っている。