「MUJI Labo」みてきた。
2017春夏、N.HOLLYWOOD(エヌハリウッド)の尾花大輔氏を迎えてリニューアルしたムジラボを見に、取扱店まで行ってきた。
先日、ユニクロには安価でそこそこ良質なベーシックを期待しているという記事を書いた。
今回は、UNIQLOUの2017春夏発売日にあえて無印良品の記事。
今やユニクロと共に日本の低価格ファッションを担う無印良品。
やはりそんな無印に期待するのは低価格で質的にも満足できるベーシック。
無印は、ユニクロより一回り値段が高く、定番アイテムはあまりセールにならないので、個人的にはいまひとつ決め手に欠け購入に踏み切らないことが多い。
けれど、それは逆に言うともう一歩で満足というところまでは来ているということ。
そんななかで耳に入ってきたニュースが、MUJI Laboのリニューアル。
MUJI Laboと、そのリニューアル
無印の中でもワンランク上のアイテムを展開するムジラボ。
そのコンセプトは、通常ラインでは使わない新たな素材や色などを取り入れる「実験室」であり、そこで生まれた新たなベーシックを通常ラインに落とし込んでいく、といった感じのよう。
どうやら数度にわたって軌道修正を図っているようで暗中模索という印象のムジラボだが、「一歩先のベーシックを模索する」という目的意識には賛辞を贈りたい。
ちなみに僕は、やたらに値段が高く、つい最近60%オフになっていた昨シーズンのカットソーを買ったのが初ラボだった。
(ちなみに2016年までムジラボは日本製に拘ってたみたいだけど、今回からは普通にメイドイン海外)
そして今回のリニューアル、なんでもN.HOLLYWOOD(エヌハリウッド)のデザイナー、尾花大輔氏がメンズ部門を担当するとのこと。
尾花氏といえば、今はなき原宿古着屋「VOICE」でバイイングの経験を積んだ、古着へのリスペクトの強いデザイナー。(昔ボイス好きだったな…経営には貢献できなかったけど…)
その意匠を反映したエヌハリは、古着的なテイストに加え、無地Tシャツやパーカー、シャツなどの上質なベーシックに拘ったブランドになっている。たしか1万円を超える無地Tシャツも作っていたはず。
以前読んだこの本にまとめられた尾花氏へのインタビューでは、その「素材へのストイックな姿勢」がフィーチャーされていた。
尾花氏のパートはほんの少し。でも本としては読み応えのある一冊。
「普遍性」を新たな文脈で再解釈しようと試みる尾花氏の姿勢は、無印およびムジラボとの相性は抜群のはず。
そんなこんなで僕は割と大きな期待を抱いていた。
そしてリニューアル一発目である、2017春夏の第一弾が1月25日に発売されたので、チェックしてきた。
もたもたしてるうちにひと月近く経ってしまったけれど、このブログはもともとスローニュース気味だしいいでしょ。
レビューという程のものではないが、見てきた感想を整理していく。
やっぱ感覚的なものを言語化して整理するってのは難しいけどスッキリする。
アウター
アウターはチェスターコートのみ。
ナイロンとデニムで素材を変えての2種類展開。
http://www.muji.com/jp/mujilabo/men/
1月のルックにはナイロン版のネイビーが使われている。(たぶんネイビー、実物黒も結構ネイビーっぽい色味だから微妙)
この着画だと、そこそこいい感じに見えるが、焦ってはいけない。
ポケットに手を入れた状態ではシルエットが誤魔化されるので、コートの真の実力はわからない。
以下、個別の感想。
ナイロンチェスターコート
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738625360?searchno=7
いや、これはむずいだろー笑
肩を落として、身幅も大きめに作ったビッグシルエットのチェスターコート。
でも、なんかサイズおかしくないか?
ドロップショルダーなのに、やけに袖が長い。
適正サイズで着ると、確実に袖を余らせることになる。
ハリのあるナイロンという素材感と標準的な着丈も相まって、ビッグシルエット感、厳密に言うと横幅的なビッグ感が強い。
個人的には、ビッグシルエットコートといえどもコートである以上縦長のラインを主張した方が格好いいと思う。
このナイロン版は、着こなしを意識しないと「あれ、サイズ間違えてない?」となりかねない着こなし難易度の高いコートに思えた。
実際、上で挙げた2つの公式着画は肩を見るに、どちらもサイズ下げてるね。
ドロップしてるはずの肩がぴったりだし。
何でか知らんけど無印ってモデルの着用サイズ書かないんだよな。
体型に合った良いコートは、適当なカットソーと細身のパンツに合わせておけば変に気を使うことなく簡単にスタイルを作れる。
コーディネートのメインになるアウターで着こなしに頭を悩ますのは骨が折れるし、春のコートは特に気軽にさらっと羽織りたいもの。
コートを着るときの工夫については、以下の記事。
これを買うか悩むのなら、値段も値段だし、「あえてやってます」というビッグシルエット感を出せるコートを他で探してもいいのでは。
安くていいやっていうなら、ユニクロUにも似たようなのあるっぽいのでそれを待つのも手か。そっちはかなり着丈長そうだね。
まあ、コンサバな無印通常ラインでは展開できそうもないアイテムではあるし、「ラボ」としての気概だけは受け取っておくことにする。
デニムチェスターコート
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738625384?searchno=2
どうしてネイビーのコートの着画で、インナーもパンツもネイビー統一コーデをかましてしまうのか。
上のナイロンチェスターの着画を撮った後にコートだけ取り替えて撮ったみたいだね…
色々都合はあるんだろうけど何とかできなかったのか。せめて両方のコートに合うコーディネートにするとか。
まあいいや。吊ってある状態でもそこそこカッコいいデニムチェスター。
上のナイロンチェスターと全く同じデザイン・寸法で作られたデニムチェスターだが、扱いやすさはこちらが上。
公式の着画でもあるように、袖をロールアップしても違和感がないので、袖が余る問題はクリアできる。(ナイロン版の袖はまくれたか覚えてないや)
そして唯一の相違点である、生地の違いも大きい。
ライトオンスのデニムを使った、かなりテロテロとした生地感なので、ハリのある生地がパターンを素直に拾うナイロン版と比べると、横幅のビッグ感はそこまで強くない。
軽く肩を落としてゆるっと着られる。
さらに、軽い生地感は自然なドレープを作ってくれるので春っぽい印象。
だがそれは裏を返せば相当にペラいということ。
メンズのロングアウターで、デニムシャツとそう変わらない厚さの生地では、着れる期間が相当短くなりそう。
ちなみにエイジングを期待するようなデニムではない。
アウターみて思ったこと
パターンやルックの使い回しを見るに、作りにも売り方にもムジラボにはそこまで熱意がこもっていないのではと勘繰りたくなる。
さらにはモデルの着用サイズがわからないという、以前から抱いていた無印への不満を再確認した。
服を売るなら当然のことのはずなのに、それをやらないのは、売り物がファッションアイテムではなくイメージだからだろうか。
顔面やスタイルといったビジュアル的基礎能力ではなく、ブランドに囚われず「自然体に生きる」的な精神性にカッコよさを見出す人に対して、現実を突きつけることを恐れているのか。
あまりにも勝手な偏見とこじつけではあるが、僕はそう考えでもしない限り納得できなかった。
結局のところ無印良品は真の意味での服屋ではないし、リニューアルしたばかりの「ラボ」ではこれまでベーシックなアイテムをマイナーチェンジすることで蓄積してきた「見せ方」のノウハウを十分に発揮できていないのかもしれない。
ニュートラルに商品を見てもコートに関しては、いま一歩という印象を受けた。
実は、2016年エヌハリのウールチェスターはそれなりのタイトさに標準的な着丈と、素晴らしいベーシック感だったので、ムジラボのチェスターにもかなり期待していた。
セレクトショップのオリジナル品と競合してくるはずの価格帯で、トレンドど真ん中のチェスターを作るのなら、もう少しこだわりをみせてほしかった。
もちろんドメブラ級に拘ってくれとは言わないが、これで尾花氏の意匠は最大限活かされているのだろうか。
エヌハリのサイズ感で作ることが難しいなら、ナイロン版はハリを活かしたステンカラーで、デニム版はエイジングも期待できるもっと分厚い生地感でGジャンの代用にできるようなライトアウターにすれば僕の食指も少しは動いたはず。
カットソー
カットソーとしては、無印お得意のボートネックTシャツと、2種類のパックT。
無印にベーシックを求める僕としては、こちらのラインナップにはコート以上に惹かれた。
特に、Tシャツがヘビーウェイト、ライトウェイトと、生地の違いで2種類展開されているのには、正直割とワクワクした。
綿混ボートネックTシャツ
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738624738
まだだいぶ序盤ではあるが先に言う。
今回ムジラボで「ラボ」的な挑戦心が良い形で反映されたのはこの商品だけ。
生地は割と厚手。
素材感はナイロンのソリッドな質感でありながら、綿との混紡素材でできているおかげで、ハリがありつつもインナーとして使いにくさを感じない良い塩梅。
サイズ感は全体的にゆるめで裾にリブはないものの、固さのある生地感ゆえに腕を下した普通の直立姿勢でいる分にはウエストあたりが自然と絞られた状態になる。
腕を上げると身幅の広さがわかるんだけど普段はクシャクシャにならずまとまっている感じ。
また、袖にはリブがあってアームが野暮ったくなることもない。
これらのこともあり、一枚で着ても程よくゆとりがありながら野暮ったくない綺麗なシルエットになる。
インナーとしても、タイトなアウターには厳しいけど、すこしゆるめなら大丈夫。ボートネックはロングアウターと相性がいい。
ただ、ナイロンの混紡率が高いので、少し厚くなってきたり湿気のある日に素肌に着たら、嫌な汗をかきそうではある。
見た目はそうでもないんだけど触ってみると、なんかウインドブレーカー的な生地なんだよね。あのシャカシャカジャージっぽいような。実際シャカシャカ言うし。
静電気にも注意かな。ポリエステルの入った服と合わせるとかなりバチバチする。
※残念ながら2/16の時点では完売の模様
綿クルーネック半袖Tシャツ
2枚組のパックTはライトウェイトとヘビーウェイトの2タイプと、こだわりを感じさせる。
値段は2枚で約2000円と、通常ラインより500円ほど割高。
良品でありさえすれば、1枚当たり250円の差は「ラボ代」と思って納得できるはず。
シルエットに関しては、サイズ表をみるに、なかなかいい感じ。
着丈が長くやや細身でインナー色の強い通常ラインのものと比較して、着丈は短く身幅はゆとりのあるサイジングになっており、これ一枚でも着やすい形になっている。
シャツの下に着る「見えない」インナーというよりも、上にライトアウターを羽織る「見せる」インナーや、これ一枚で着る「アウター」としてのTシャツを想定しているよう。
ネックは最近多い、ややつまり気味のタイプ。
それでも最近ユニクロが出してる無地Tシャツと比べると少し開いてるかな。
こっからはウェイトごとのレビュー。
ライトウェイト
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738626046?searchno=1
ライトウェイトの方は、着画の時点でかなりの透け具合。
確かに薄く、生地感は通常ラインのオーガニックコットンクルーネック半袖シャツと違いを感じない、サラサラとした触感。
(参照:http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738536208?searchno=1)
洗濯で違いが出てくるようにも思えない。むしろすぐへたってしまいそう。
これ一枚で着るのは、2017年現在ではちょっと厳しいように思う。
これを選ぶなら、基本はシャツのインナーとして着るけどもしかしたらシャツを脱いで30分くらいTシャツ一枚になるかもしれなくて、かつどうしても無印で服を選ばなくちゃいけない場合かな。
脱線:いま白無地Tシャツを着ること
ここ何年かで、「オシャレとしての無地Tシャツ」が広く浸透したことで、白無地Tシャツを一枚で着ることの意味合いはかなりの程度変化した。
かつての白無地Tは、体を鍛えた男性が最大のファッションたるその肉体を見せつけるにあたり、(本当は直接見せたいが不可能なので)便宜的に身にまとう「最低限の布」であった。
また、ゴリゴリのマッチョではないにしても、自分の体や着こなしにある程度気を使った男性が、「色気」を表現するアイテムだった。
「白Tで気取らなくても格好いい男こそ真のイケメン」的な言説はあながち的外れでもなく、着る人自身が持つポテンシャルをかなりの程度反映する服なのは間違いない。
(ただそれを逆手にとって、白Tをどうにか着こなせれば、少なくとも自分はそこそこ格好いいと錯覚することもできた。それでより難易度の低い白Tを求めて、透け具合を一基準として着こなしやすさを定量化する試みも多かった。)
だが、ノームコア的な気取らないファッションが趨勢となるにつれて、無地Tシャツを一枚で着ることが一般化してきた。
そこにおいて無地T市場では、できる限りミニマルに、でも下着っぽくないことが目指されてきた。
極端に主張する意匠は排除され、サイズ感はややゆとりのあるものに、ネックにしてもVネック・Uネックは息絶え、つまり気味のクルーネックになった。
そして、下着っぽく見せないために、生地感は肌の質感をダイレクトに伝えない厚手のものが主流になった。小さなロゴやポケットをつけてみるのも典型的な意匠だ。
そうした文脈の変化により、これまで流行とは無縁のつもりでいた「非ファッション的」ファッションが、「ファッション的」ファッションのトレンド的な文脈で評価されるようになってしまったのが現状だ。
便宜的に「流行」という言葉を使ったが、Tシャツのネックや着こなし、パンツの裾などについては、個別的な「今年はピンクが流行り」とか「チェスターコートがトレンド」とかいう次元ではなく「常識」に近いものだということを意識しておく必要がある。
つまり、いま薄い白Tを一枚でセクシーに着ることは、どこか「常識はずれ」に見える可能性がある。
話が脱線したまま随分と長距離走行した。
要は「ライトウェイト」と冠するTシャツをいま一枚で着るのは少々リスキーだということが言いたかった。
ヘビーウェイト
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738626077?searchno=2
確かにライトウェイトと比べるとわずかにザラザラした触感だが、別にヘビーでも何でもない笑
それどころか今じゃ「ミドルウェイト」ですらないんじゃないか。
試着の際は、サンプル品を肌着の上から着させてもらったので、実際に着てみての透け感はちょっと確信が持てない。
ただ手を透かして見るとやはり軽く透ける感じがある。
ヘビーっていうから、無印が通常ラインで出してるバスクシャツのような生地感を期待したんだけど、当てが外れた。
ただ、ライトウェイトと比べればしっかりした生地感なので、実はなかなか綺麗なシルエットをしていることに気付く。少なくとも僕の体型に合っている。
ワンサイズ上げくらいで今っぽく着れる。
ただ僕はこれ一枚では着ないな。少なくとも今は。
あくまでシャツとかライトアウターのインナーとして着るだけなら割といいんじゃないかな。
半袖Tシャツみて思ったこと
ウェイトに関しては、今の無地T市場のなかでは、どちらもライトウェイトに分類してしまっていいくらい。
一枚で着るにはどちらも頼りない。
見せないインナーにするなら通常ラインでいいし、ムジラボを選ぶなら見せる前提があるんだろうけど、僕にはライトウェイトを選ぶシチュエーションはほぼ思いつかない。
ヘビーの方は、悪くはないけどやはりいま一歩かな。次のシーズンに期待。
ジャパンファブリックストレッチデニムテーパード
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738735205
3色展開のストレッチデニム。約7000円。
そのうち2色は加工ものだが、通常ラインのものより加工に手が込んでいる。
生地も厚みがあって、しっかりデニムらしさがある。
あんまこの価格帯で他のジーンズが思い浮かばないけど、これでこの値段ならよくやってるんじゃないだろうか。
正直割とかっこいい。
やはり通常ラインの倍くらいの値段になると加工にも手間をかけられるのか。あるいは、生産数を抑えると規格の管理がしやすいのか。
シルエットについては、緩めのテーパードで、股上はやや深め。
テーパードは通常ラインのテーパードモデルの方が強いっぽい。
注目すべきはサイズ展開の多さ。
無印のデニムはサイズ展開が少ないのがネックだったが、このモデルは男女兼用なので11サイズ展開。
さらに、サイズに対してウェストがかなり大きめに作られているので、ゆとりのあるテーパードからスキニーに近い穿き方まで、サイズ感をコントロールできる。
この記事をみてもらえればわかるが、僕は綿100タイトジーンズの原理主義者なので、これ位の細さのジーンズではポリ混に屈するつもりはないが、そういった余計なこだわりがないなら十分かと思われる。
この春大学入学とかで手頃な色落ちデニムが欲しいなら、選択肢に入れてみてもいいかも。
雑貨
正直よくわかんねえからテキトー。
リップルナイロントートバッグ
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738734840
まあ、うんトートだ。割とデカい。
あとはえーと、なんかツルっとしてた。
普段使いには大きすぎるけど、なんだろ。
プールに行くときとか?
ロッカーじゃなくて外に置いとく、濡れたり日に当たってもいいようなバッグとしてベストだと思う。
間違いなく一個あると便利なんだろうけど、すぐに用途が思いつかないし、それ自体格好いいわけではないバッグ。
そもそもトートバッグってダサく感じるのは俺だけ?笑
そもそもトートが平然と男性用バッグの定番ですみたいなツラしてるのが納得いかない僕は、これをニュートラルには見られない。
まあコーディネートにどこか気の抜けた感じを出したいなら。
この素材でミニマルなリュック作ってほしかったな…
ムジラボに思うこと:「有印」化する「無印」
無印ってさ、「ブランドへのこだわりを捨ててワンランク上の生活を」みたいな雰囲気醸しながら結局ブランド的なものに執着してる感あるよね。
インテリアのカラーとかしっかり統一しちゃうような。
最近よく聞く気がする、「逆にユニクロ着ちゃうぜ」とかに近い、結局そこで買いそろえることが美徳みたいな「逆ブランド」的ものが無印には強い気がする。
そんな「逆ブランド」が、ムジラボには特に凝縮しているように感じた。
「ほら、一味違うぜ?」みたいな。コートとかやけに値段高いしさ。
避けられないユニクロとの比較だけど、やはり無印の方がより精神的な価値に重きを置いている印象がある。
その違いは、両者が打ち出しているカットソー素材の素材を比べてみればわかりやすい。
ユニクロは、かつてのプレミアムコットンから現在のスーピマコットンと、高級な長綿を使った着心地の良さをアピールしてきた。
その一方で無印は、オーガニックコットンという消費者に対して直接的に利するわけではない素材を打ち出してきた。
このことからも無印が、どこか精神的な満足感のようなものを付加価値にして商売していることがわかる。
ユニクロ、無印どちらも、安かろう悪かろうじゃないのは本当に素晴らしいんだけど、いまや両者ビッグネームのデザイナーを引っ張ってこれるんだから、オリジナリティとか抜きにして全力でベーシックに特化して「良品」を作ってほしいな。
(無印はもともと山本耀司がやってたんだっけ? あの人ファストファッションディスってるイメージあるけど)
まあ引き続き2月のリリースにも期待します。
あとユニクロUもね。ユニクロと無印が切磋琢磨してレベルを上げていってくれたら皆幸せだからね。
あと、誤解を招くと嫌なのではっきり言っておくと、オーガニックコットンは素晴らしい取り組みだと思う。
でも無印の雰囲気的には、どっかのドメブラがやってたプレオーガニックコットンとかの方があってそうじゃない?やっぱ安定的に供給するのは難しいのかもだけど。
それこそ「一味違うだろ?」みたいなさ。