【くせ毛男子に送るメンズヘアスタイル考察】 くせ毛との向き合い方! 癖を殺す髪形・活かす髪形!
癖毛歴=年齢の僕が送るくせ毛・天然パーマ対策!
ドライヤー、アイロン、縮毛矯正を武器に癖毛と戦おう!
自分の癖が少し好きになる髪型も!
きっとこのページに辿り着いたあなたは、くせ毛で悩んでいるんですよね。
その気持ち、本当にわかります…
作りたい髪型があっても癖のせいでうまくいかないし、なによりヘアカタログに載ってる髪型って直毛向けばっかじゃんっていう…
僕はかなり深刻に悩んだ方で、前髪のコンディション一つでその日の気分が左右されるといっても過言ではありませんでした。
デートの前に前髪がうねってた時のあの絶望感ね。
うん、思春期にくせ毛で悩んだ人は、絶対メンタル鍛えられてるよ笑
今回は、そんな世のくせ毛男子達に余計なメンタルトレーニングをさせないための記事を書きます。
くせ毛の方へおすすめの髪型の提案も行っていきますが、スタイリスト名や髪形の名前から、ホットペッパーの予約画面に飛べるようになっています。
気に入った髪形があればどうぞ!
まずは、自分の髪の癖を知ろう!
まず、自分の髪がどんな癖を持っているのか、これを知ることから始まります。
代表的な癖のタイプには、
・うねる癖
・ねじれる癖
・縮れる癖
・生え癖
・浮き癖
等がありますね。
多くの人にいえることですが、この内のどれか一つだけというよりも、複数の癖を併せ持っているケースが多いです。
ちなみに僕の場合、全体的にうねる癖があり、顔回りと片側の襟足に強い浮き癖があります。
自分の癖のタイプを知ることができたら、次に、癖との向き合い方を考えましょう。
その向き合い方は、ざっくり二種類に分けられますね。
まずは、癖をできる限り目立たないようにして、理想の髪質に近づく方法。
これを今回は、「癖と戦う方法」と呼ぶことにします。最終目標は癖の抹殺です。
そしてもう一つが、「癖を受け入れる」こと。
癖と争うことはやめて、その存在を許容します。その場合、癖を活かした髪型を考えることになります。
くせ毛にこれまで酷い仕打ちを受けてきた皆さんのことですから、多くの人が、その憎きくせ毛と戦うことを選択するでしょう。笑
なので、まずはこっちから。
癖と戦う方法
ここでは癖と戦う方法について記述します。
正直目新しい話はないですが、知っておいて損のないものばかりです。
ドライの仕方
まずは髪の乾かし方。いずれにしても、髪をセットする上では知っておくべきものです。
まず、髪の性質として、その形状が固定されるのは以下の時。
①濡れている状態から、乾く時。
②あったかい状態から、冷める時。
なので、濡れた髪を上手に乾かしてあげることが大切です。
まず、前髪を乾かす際は、左右両方から交互に流すようにして乾かしていきます。
これにより、生え癖や浮き癖をある程度和らげることができます。
次に、全体が乾いてきたら、癖の気になる部分をつまんで軽く引っ張りながらドライヤーの風を当ててあげます。このとき風量は弱い方がやりやすいです。
そして、毛束が温まったらドライヤーを離して、毛束を軽く引っ張ったまま冷ましてやります。冷風を当てる人もいますが、めんどくさいのでこれで十分。
また、顔回りの浮き癖も、抑えながら温め、そして冷ます、という同じ要領。
弱い癖であれば、これで十分に対処することができます。
とにかく顔回りだけでも癖を落ち着ける。これだけでかなりましになる人も多いです。
もしこの方法で全く効果を感じないようであれば、髪の毛が重たくなっている可能性が高いです。
美容室でカットしてもらうのをお勧めします。
梳きすぎてあまりに軽くなってしまえば、癖は目立ちやすくなりますが、ある程度の量感調整は髪を扱いやすくしてくれます。
上手な美容師さんはその辺のさじ加減が上手いです。
実は、弱い癖であれば、上手なカットを施してあげさえすれば目立たなくなる場合も多いです。
ヘアアイロン
ドライヤーでは対処しきれないくせ毛には、ヘアアイロンの出番。
ドライヤー以上の高温を髪に直接伝える分、より効果的です。
ストレートアイロンはとりあえず一台持っておいて損はないです。
髪の癖を伸ばすだけでなく、カールを付けたり、ボリュームの欲しい部分の髪を立てたりと、色々使えて便利。
そして、アイロンを使う際のポイントについて3点。
注意① 温度を上げすぎないこと
よく髪を焼きそばに例える人がいますね。180度とかの高温を長時間繰り返し当てていれば、多くの物質は何らかの変化を起こします。
適温は髪の太さにもよりますが140度くらいですかね。まずは設定できる最低温度で慣れてみましょう。
アイロン前に使用する洗い流さないトリートメントを使うのも良いです。
注意② 髪は薄くとること
今度は髪をステーキに例えます。肉が熱いほど焼けるまでに時間がかかりますよね。それと同じで、髪を薄くとった方が熱が伝わりやすく、伸ばしやすくなります。これで同じところに何度もアイロンするダメージを防げます。
ダッカール(髪を挟むクリップ)は100均にも売ってます。
注意③ 冷ましを意識すること
上で書いたように、髪は冷えるときに形を固定します。なのでアイロンを通したら、伸ばしたまま冷ますことを忘れずに。
アイロンを使いこなして顔回りの癖だけでもを抑えることができれば、いわゆる王道のヘアスタイルを含めて、ある程度の髪型はほぼ作ることができます。
注意④ 古いものは使わない
基本的にヘアアイロンのプレートは、チタンやセラミックでコーティングしてありますが、これは使用と共に剥がれ落ちていきます。
なので古いものを使い続けることは髪にとって良くありません。
一応お勧めのアイロンを紹介しておきます。
まずアイロンといえばこれ、ワンダム。
性能に対する価格設定には納得感があります。
OCEAN TOKYO では確かこれ使ってましたね。
ただ、プレートの素材が不明なのがやや心配。
あとは先日不具合のためリコールがあったようです。
オーシャン人気でラインが乱れたんでしょうか。
あるいは、髪がかなり短かったり、癖が強すぎて挟みにくい場合にはこれくらいプレートが細いものもあり。
これもなんかステマっぽいサイト多いのが気になりますが笑
スタンバイの早さと操作性の高さで、実際便利です。地味に電圧が海外対応なのもいい。
ちなみにカラーによってプレートのコーティング素材が違っており、黒はチタン、白はセラミックです。
ヘアアイロンのプレート素材については意見の分かれる領域ですが、
チタン(チタニウム)→摩擦が少なく髪が引っかかりにくい
セラミック→熱伝導性が高く髪が傷みにくい
と言われているようです。
おそらくこの価格帯ではどちらを選んでも大した違いはないでしょう。 気になるならば気になる方は、癖が強くしっかりとアイロンを通すつもりなら白、既に使っているアイロンの引っかかりが気になるなら黒にすると気分だけでも違うかもしれません。
まあ見た目で選んじゃっていいと思うけど笑
比較的手の出しやすい価格帯のものを紹介しましたが、男性であればこれ以上のものはオーバースペックじゃないかな。
正直アドスト欲しくなった時もあったけど、髪のダメージ考えるならいいシャンプー使ったり、1回のスルーでセットしきるように意識した方がいいしね。
個人的な経験では、縮毛矯正+ブリーチ2回して、毎日アイロンしていた時期があったんですが、(今考えると本当ヤバい笑)
比較的低温で髪を薄くとって一発で決めるようにしていたので、深刻なダメージとまではいきませんでした。
(いや、人に言わせればストレートやブリーチした時点で深刻なダメージなのかもしれないけどさ笑)
もちろん、僕の髪が結構打たれ強いことや、アイロン前の洗い流さないトリートメントの影響もあるかもしれないですが、一般的な髪の長さの男性であれば、アイロンのスペックはここで紹介したものくらいで十分でしょう。
(洗い流さないトリートメントも紹介したいんですが、これもテクスチャーやら髪質やらで色々あってまた長くなるので今度にしますが、軽く通すだけなら無くてもそこまで問題ないと思っています)
アイロンセットにお勧めの髪形
アイロンの効果が高いとはいえ、元々の癖が強ければ時間と共に髪は水分を吸収し、もとの癖を取り戻していきます。
なので、髪形はストレート感の強いものよりも、以下のようなスタイルの方がオススメ。
http://www.hair-me-up.com/hairstyles/705370734269300736/
スタイリストは、boat by ROVERの中沢和貴氏
トップはもとの癖を生かして、むしろパーマ風に見せることができます。
襟足のハネは、アイロンがあれば楽なんですが、ドライヤーでも十分セットできます。
その際、ピンっという直線的な跳ねさせ方ではなく、柔らかく、曲線的なカールを意識した方が、癖と馴染みやすいです。
ワックスは、ハード過ぎないハードワックスで。
オーシャントリコなら青、エアーが雰囲気に合いそう。
それで髪型のもちが悪く、癖が出てきてしまうようなら、赤、クレイでも良いです。
クレイワックスは湿気に強く、髪をコントロールしやすいです。
縮毛矯正
縮毛矯正は、くせ毛との戦争における最終兵器です。
アイロンで挟める長さの毛であれば、ストレートにすることができます。
料金は高額ですが、施術した個所の髪を半永久的にストレートにすることができます。
ですが、問題が一点。
縮毛矯正をかけた部分はボリュームがでにくくなります。
男性の場合、トップにボリュームを出す髪形がメジャーなので、顔回りさえストレートにすればOKという場合以外はあまりおすすめできません。
ただし、男性への施術に特化した有名ヘアサロンの場合、比較的ボリュームを残しながらストレートにすることのできる場合もあります。これは美容師さんに確認してみてください。
ただ、やはり基本は前髪、襟足だけを部分的に矯正するほうが安全です。
その場合、上述のアイロンセット同様、トップの癖と馴染む柔らかい雰囲気の髪形がオススメです。
ただ、当然伸びてくれば根本の毛には癖があるので、時間と共にだんだんと癖が目立ち始め、やがては毛先はまっすぐなのに根本がうねった不自然な髪形になってしまいます。
髪に長さがあるほどもちは良くなりますが、それでも3か月程が限度、二回カットすれば縮毛矯正の恩恵はほとんど感じられなくなります。
なので、アイロンを持っておいて、伸びて来たら根本はアイロンで、という使い方がいいです。
その際、矯正してある毛先はできるだけ避けること。
ここまで、「くせ毛と戦う方法」を書いてきました。
ですが、そのどれもが、ある程度のレベルの癖までで、あまりに強い癖がある場合、難しくなってきます。
ここまでの方法に解決策を見出すことができなかった方は、自分の癖を受け入れることを考えましょう。
癖を受け入れる
髪質は年齢によって多少変化しますが、今ある癖がきれいさっぱり消えて無くなるということは、ほぼあり得ないでしょう。
そういう意味では、これから長く付き合っていくであろう自分の髪の癖と和解して、その魅力を活かすことを考えたほうが楽かもしれません。
ですが、忌々しい癖をすぐに愛するなど、そう簡単にはできないことはわかっています。
結局、くせ毛の扱いに疲弊してしまうくらいなら、バッサリ行ってしまうのが一番楽ではあります。
そこで、まず提案したいのが、ベリーショート。
癖を殺す、ベリーショート
実際のところ、これが癖を殺す一番の髪型といっていいかもしれない。
特に、梅雨時には一番オススメ。
ベリーショート パターン①
これくらい短くしてしまえば、自分がくせ毛であることを忘れてしまう程、気にならなくなる人も多いと思います。
なによりセットも簡単。
ハードワックスを馴染ませて、簡単に形を整えれば完成なので、癖に悩まされていた人からすればストレスの軽減度は半端じゃないはず。
「いや、そんな癖弱くねえから!」という人にはこれ。
ベリーショート パターン②
個人的に癖の強いベリーショートは、 ストレートの短髪とはまた違った、良い雰囲気が出ると思っています。
おそらくこのスタイルは、アイロンでセットしてますが、雰囲気はこんな感じ。
ハードでツヤ感のないワックスで、ねじりあげるようにしてセットしてあげれば、短髪でも少し雰囲気の違うスタイルを作れます。
妻夫木聡の短いときの髪形にイメージ近いかも。
ワックスは、オーシャントリコの黒、オーバードライブなんかが良いと思います。
写真のように、くすんだカラーを入れても映えますね。
もう少し自然体な髪形で、社会人にもオススメなのが、こんな感じ。
ベリーショート パターン③(←社会人におすすめ)
ホットペッパーにはなかったけど、 LIPPS 大宮の西浦 翔太氏のスタイル
この髪形はサイドにツーブロックを入れているので、サイドの癖は気にしなくてOK。
そして 前髪を上げるのがポイント。
額の汗の湿気で乱れるのを防げますし、なにより爽やかな印象になります。
前髪を上げるセットは、ドライヤーが重要。
濡れた状態の髪をある程度乾かしたら、上げたい部分の前髪を持ち上げて鼻先から上に向かってドライヤーを当てましょう。
そして好きな位置で固定して冷まします。
(まあ、この辺のセット方法とかは、YouTubeにうんざりするほど動画が上がってるので簡単にしておきます。)
この写真では、グロスワックスを使ったツヤ感のあるセットですが、もちろん通常のワックスでもOK。
伸びて来たらこんな感じ、という例。
ベリーショート パターン④
やっぱり前髪は上げるのが良いです。
前髪は伸びてきても、大体、おでこの真ん中くらいまでの長さまでなら簡単に上げられます。
サイドをあらかじめ短くしておけば、多少伸びてきてもある程度は対応できます。
その際も、ドライヤーがポイント。
髪を押さえつけるようにして温め、そのまま冷ますことでつぶした状態を固定します。
そしたらワックスを馴染ませてしまいましょう。
これくらい伸びてくれば、縮毛矯正もかけられるので、
縮毛矯正→癖が目立ったらベリーショート→伸びて来たら縮毛矯正という流れもあり。
ここまでベリーショートを提案してきましたが、短髪には抵抗があるという方ももちろんいると思います。
そこで、癖を生かした上で流行を取り入れた、おすすめのショートヘアを紹介します!
癖を活かす、ショートヘア
ポイントは、
①トップ~前髪に適度なボリュームを出すこと!
②襟足とサイドを徹底的にすっきりさせること!
以上を抑えることで、カールした長めの前髪が強く主張しても、ボリュームが出すぎてもっさりするのを防げます。
もちろん、現在のトレンド的にもばっちりです。
現在は、襟足やサイドを抑えたコンパクトなマッシュシルエットが流行中。
この流れに乗って、扱いにくい部分を短くしてしまえば、ショートスタイルであっても圧倒的に扱いやすくなります。
ショート パターン①
これは、サイドにツーブロックが入ってます。襟足も刈り上げてそう。
トップ~前髪のボリュームが引き立ちます。
ドライヤーを使って、髪を握って温め、そして冷ます、という作業でベースを作ります。
そして、この髪型のセットのポイントは前髪に軽く隙間を作ること。
そうすることで、もっさりしすぎず軽さが出ます。
もう前髪を引っ張って伸ばさなくてもいいんです!
むしろカールした前髪が格好いい。
髪がパサつく人は、少し柔らかめのワックスでツヤを足してあげるのが良いです。
ただ、ペタッとつぶれないように注意!
暗めであればカラーも良いと思います。
ちなみに、前髪とそれ以外の長さに差があるほど、雰囲気が出ますね。
逆に、前髪を短くしたり、サイドの刈り上げを控えめにすれば、より挑戦しやすくなります。
ツーブロックの刈り上げ幅は、担当の美容師さんと相談してみましょう。
もちろん、ツーブロックは入れなくてもOK。
それが次のパターン②
ショート パターン②
これもツーブロック入ってる気もしますが、なくてもいいスタイル。
襟足とサイドを詰める代わりに、トップから前髪にボリュームを出しているのはパターン①と一緒。
けれどこちらは、耳上にハネをつくることで、よりひし形に近いシルエットを作っています。
・トップの高さとサイドのハネで頭の形をひし形に近づける
・前髪を目元ギリギリに設定する
・トップに高さを出して、目の位置を低く見せる
パッと見ただけでも、この髪型には頭の形や顔をよく見せるテクニックがこれだけ盛り込まれています。
(いや、もちろんモデルの人は超絶イケメンですけど。笑)
この髪形はハード目なワックスの方が作りやすいです。ドライワックスを揉み込んで、シルエットや束感を整えます。
理想を言えば、アイロンがあるともっとやりやすいです。
ワックスは、オーシャントリコの赤、クレイがおすすめ。
まとめ
ここまで、多くの髪型を紹介してきましたが、癖との向き合い方も含め、もし何か一つでも参考になる情報があれば光栄です。
癖は本当に悩ましい問題で、顔の近くにあるものだからからこそ大きなコンプレックスにもなってしまいがちです。
それでも、ある程度であれば対策法も存在しますし、なによりくせ毛はデメリットばかりではなく、活かすこともできます。
これからほぼ一生付き合っていくはずの自分の癖を理解し、うまく付き合っていく方法を模索してみてください。
ただ、「理想の自分と現実とのギャップ」という問題は、髪だけでなく人生の多くの場面で生じてくる問題ですから、ここらで本来の自分を愛してみるというのも良いかもしれません。
では、最後まで読んでくれてありがとうございます!